Interview

意外と身近な鋼材の営業で
自由度の高い提案ができる

大阪支店 第1チーム 課長代理 2010年入社
村上 賢太

© 2023 NAS TRADING Co., Ltd.

お客様との信頼関係を
大切にした営業

ステンレスをメインとした鋼材の営業をしています。販売先は鋼材問屋をはじめ、プラント設備メーカー、キッチン設備メーカー、食品工場、化学工場など、さまざまです。定期的に顧客企業を訪問するルート営業が基本スタイルであり、訪問時にお客様の業況や要望を聞き出し、提案につなげています。お客様のほうから、電話やメールなどでご相談いただくことも多いですね。2020年に課長代理となったため、最近は部下の育成にも力を入れていこうと考えています。

以前、親しくお付き合いしていたお客様がいたのですが、あるときそのお客様の注文を断ったことがあります。いつも対応していた注文でしたが、ろくに説明もせず、こちらの都合で一方的に「できません」と断ったのです。当然、お客様としては訳がわからず、不信感が募ることに。以後、なんとなく疎遠になってしまいました。どんな事情があるにせよ説明を尽くすべきであったと反省し、この経験以降はお客様との信頼関係を一段と大切に考えるようになりました。

痒いところに手が届く
付加価値を提供

営業として経験を積む中で、最近はお客様の求めていることが読めるようになってきました。例えば、「○○用にこういう鋼材がほしい」と依頼されたなら、「次はこういう工程が必要になるでしょうから、こういう加工にしておきますね」といった具合に、渡される図面に記載されていないところまで推測して対応できるのです。営業を通じて培ってきたノウハウを活かし、お客様の痒いところまでしっかり手の届く仕事をしていけるのがやりがいになっていますね。

あるとき、問屋のお客様から「ある程度加工された材料がほしい」という要望をいただいたことがあります。通常は板状の鋼材を販売していますが、「ひと加工してあると売りやすいのだけど…」とのご相談です。そこで、私は付き合いのある加工業者と連携して使いやすい半製品を作りました。このように専門商社としてのネットワークを活かしてお客様のお役に立てるのが当社の強み。相談してくれた問屋の社長からも「よくやってくれた」といっていただきました。

仕事の様子
仕事の様子

仕事のやりがいも
プライベートも大切に

鋼材は「馴染みが薄い」と感じられるかもしれませんが、実は公共施設の階段の手すりやキッチン設備などにも使われており、意外と身近です。街中で自分の手がけた仕事を見かけることもあり、「これは自分がやった」と思うとちょっとうれしいです。売って終わりではなく、お客様と長く付き合っていけるのもこの仕事の好きなところです。お客様と仲良くなって一緒にゴルフに行ったりすることもあり、近い距離感の中で人の役に立っていけることがうれしいですね。

当社では「これを売ってはいけない」ということがないので、お客様のニーズに応じて新しい仕入れ先を開拓することもできます。自由度の高い営業ができるのは面白いところです。また、私には子どもが二人いるのですが、子どもを病院に連れて行くために急遽休みを取ったりすることもできます。子どもの運動会などがあると、上司が「仕事休んで行ってきていいよ」といってくれるので、家庭のこともしっかり大切にしていけます。